合同会社小村ソフト
第 7 章

理解度チェック — 総合演習と全問レビュー

通し例題とは別ケースで、区間変換・pmf・累積確率・最頻値・Poisson の和・相対的ばらつき、シミュレータの読み取り、コード読解までを一気に復習する。

最後は別ケースで通して解く

ここでは、ここまでの式を別ケースにそのまま持ち込めるかを確認します。区間変換、pmf、累積確率、最頻値、Poisson の和を一気に復習します。

区間変換P(X = 0)P(X = 2)P(X ≤ 1)Poisson の和
導入 pmf 平均 区間 実装

講座全体の流れ: 導入 → pmf → 平均・分散 → 区間変換 → 実装。

総合演習で使うケース

チャット問い合わせが 30 分あたり平均 3 件来るとします。さらに別系統の監視アラートが 30 分あたり平均 2 件起きるケースも考えます。

項目内容
問い合わせ30 分あたり平均 3 件
監視アラート30 分あたり平均 2 件(独立)
使う近似e^-3 ≈ 0.0498

総合演習 — 別ケースで通しで解く

チャット問い合わせが 30 分あたり平均 3 件来るとします。さらに別系統の監視アラートが 30 分あたり平均 2 件(独立)起きるとします。 e^-3 ≈ 0.0498 を使ってよいです。

Q1. 30 分平均 3 件の問い合わせを、10 分区間で見たときの λ はいくつですか。

Q2. 30 分あたり平均 3 件で、30 分でちょうど 0 件の確率 P(X = 0) はいくつですか。

Q3. 同じ条件で P(X = 2) はいくつですか。

Q4. 同じ条件で P(X ≤ 1) はいくつですか。

Q5. 30 分平均 3 件で、最も出やすい件数はどれですか。

Q6. 問い合わせ(平均 3 件)と監視アラート(平均 2 件)を合算すると、30 分の λ はいくつですか。

Q7. 30 分平均 3 件の系と、2 時間平均 12 件の系を比べたとき、標準偏差 / 平均(変動係数)の意味で相対的ばらつきが小さいのはどちらですか。

総合演習 — シミュレータと最小実装の読み取り

Ch5 のシミュレータと Ch6 の最小実装が、ここまで手で計算してきた式と整合しているかを確かめます。

Q1. Ch5 のシミュレータでプリセット かなり多いλ = 9)を選んだとき、相対的ばらつき(変動係数 標準偏差 / 平均)の表示として正しいのはどれですか。

Q2. Ch6 の samplePoissonKnuthwhile (product > limit) のループ条件はどう読めますか。

この講座の着地点

  • 固定区間の回数データを見たときに、Poisson を使う発想が自然に出る。
  • P(X = k)P(X ≤ k) を小さな λ で手計算できる。
  • 平均 = 分散 = λ、区間変換、Poisson の和を言葉と式の両方で説明できる。
  • vanilla JavaScript の最小実装を読んで、自分で小さな計算ツールへ組み込める。